にゃんダフルDAY

猫、旅、食など。日常の中のにゃんダフルを綴りたい(^-^)

【世界自然遺産の島・屋久島】私の縄文杉「トレッキング」は修行だった【本編②】

(本記事は ↓ の記事の続編となっています)

www.nyandafulday.com

www.nyandafulday.com

トロッコ道が終わる大株歩道入口に着くころには、己との闘いでかなり無口になってきました。相方さんともほぼしゃべらず。

 

厳しい戦いになってきました。

 

自慢の登山靴も防水のはずが浸水し始めました。

ここから縄文杉まで2時間位は普通の山道になるという話。

あと2時間位?おお、あと2時間。。。

ここで気付きました。

「これは修行だ」

屋久島は私の腐った根性を叩き直すための試練を与えてくれているのだと。

心を無にして重い体を動かします。

 

ここからの山道、階段が結構あるんですけど、これがまたかなり急で幅が狭いのとかあります。

階段を設置して頂いているだけかなり違うんでしょうけども。

登るのもつらいけど、帰りのことを思うとまたクラクラしてしまう。

 

階段終わった!と思ったら、雨が降り続けてるので道にかなり水が溜まってきて川みたいになってきてるんですね、これが。

「山登り??沢登り???」

ここまで来ると、登山靴も中までぐっしょりに。

途中ありがたいことにお手洗いがいくつかあるので行くのですが、全身ずぶぬれで下着の中まで濡れているのでちょっと手間取ります。

座れるところも道中いくつも用意されているのですが、全身ずぶぬれで下着の中まで濡れている上に、座るところもびっしゃびしゃなので座ると冷たい。

ここで登山ガイドさんが座るためのパネルのようなものを用意されており、「あれ欲しい!」と友人と話していました。

そんなこんなで、休憩スポットでもほぼ座らず軽く佇んでまた出発。

 

いや、まじで修行。修行僧。

汚れた心を徹底的に洗い流そうとする雨。

一緒にいた友人は、縄文杉登山を3回経験しているそうですが、一度もこんなに雨が降ったことは無かったとのこと。

ターゲットは私か?

雨は、少し弱まったと思ったらまた強くなります。

 

そんなとき、現れたのがウィルソン株。

かの有名なハート型のあれ。f:id:nyandaful_day:20190926210825j:plain

株は大きく、中に人が何人も入れます。

どうかしたら人が住んだりもできそう。

こんなところで生活したら楽しいかも^^

屋根ないけどね!

 

心のオアシスを楽しんだ後はひたすら進みます。

まだ1時間以上はかかるらしい。泣きそう。

 

 登るにつれて標高が高くなり、だんだん寒くなってくる。

雨が止まないせいで、手がふやふやにふやけて冷えてくる。

道は川。

足も大分上がらなくなってきた。

それでも、ここまできて引き返すなんて、いやだ。

せっかく来たんだ。やっと。

あと少し。

くねくねした大きな杉や苔、ヒメシャラという赤茶でぴかぴかに光る木など

森のすべてが私を見守っているように感じます。

f:id:nyandaful_day:20190926210955j:plain

 

AM11時頃。雨なんて全然止まない。どんどん強くなって、土砂降り。

もう雨が降ってることにかなり慣れてきた自分がいる。

前に進むだけ。

ところどころ、有名な杉があり、大王杉は中でもかなり見応えがあります。

縄文杉が見つかるまではこちらが最も古いと見られていました。

樹齢3000年とも。

土砂降りの中では、写真を撮るのもかなりハード。

f:id:nyandaful_day:20190926211121j:plain

( ↑ 大王杉)

 

雷に打たれて逆さに枝が付いている杉や夫婦杉等、面白い形の杉が続く。

 

f:id:nyandaful_day:20190926205457j:plain

( ↑ 夫婦杉)

 

雨に慣れてきたというか、開き直ってきた私は気持ちに少し余裕が生まれ、「この巨木は恐竜のような形だな」などと楽しめるようになってきていました。

すると、、、

 

「着いた!!!」

なんと、目の前には縄文杉と書いた案内板。

とうとう念願の縄文杉。。。。!!!

 

 

はたまた続く(次回完結予定!)