にゃんダフルDAY

猫、旅、食など。日常の中のにゃんダフルを綴りたい(^-^)

おすすめ猫映画(=^・・^=)【厳選3選】

猫が出てくる映画はたくさんありますが、猫そのもののよさを表現してくれている映画は少ないです。ストーリー自体にピンとこないものや、無理やり撮影した感が伝わってくるようなものなどなど。

そんな中、自称超猫好きの私がこれは!と思った猫映画3つをご紹介します。

 

  

その1.ボブという名の猫~幸せのハイタッチ~

bobthecat.jp

両親の離婚からドラッグにおぼれ生活困難者となった主人公ジェームズが、野良猫ボブを世話することになったことをきっかけに立ち直っていくというのが大まかなストーリー。実話を描いた本が映画化された作品です。 

この映画が素晴らしいのは、猫のボブが家の中を歩き回ったりするする様子がとても自然な雰囲気で撮影されているところ。全編を通して猫が写る映像に無理やり感がなく、存分に猫の存在感やストーリーを楽しむことができます。 

そしてなんと、ボブ役の猫はボブ本人(本猫)らしいです!!肩に自然に乗る様子や脱帽の演技力は必見。

 ボブに接するジェームズのやさしさとそれに応えるように活躍するボブの愛らしいこと。「本当に?」と疑いなくなるような、素敵な猫の恩返しが描かれています。 

「猫ってそうなんだよね、人を癒して元気にする力があるんだよね!」と再確認しながら、「でもここまでか!」と驚き感動しました。 

万人に自信を持ってお勧めできる鉄板猫映画です。 

 

その2.ルドルフとイッパイアッテナ

rudolf-ippaiattena.com

 

ルドルフは飼い主のりえちゃんのことが大好きで、ある日こっそりついていってみたくなる。初めて家の外に出てみたら、びっくりして遠くまで行くトラックに乗ってしまった。降りた先は知らない場所。そこで野良猫たちと過ごすことになり、ルドルフの冒険の毎日が始まるというストーリーです。

絵本が原作のアニメ映画で、ルドルフ目線で作られています。正直、大して期待しないで観ましたが、気が付くといろんなシーンで涙していました。

室内飼いの猫が外で暮らしていくことのなんと大変なことか。そしてルドルフが飼い主を思う気持ち…。猫が日本語を読めるという設定はファンタジー要素強めですが、全体的に「猫ってこんな気持ちなのかも??」と思わせるものがあり、入り込んで観てしまいます。

イッパイアッテナの飼い主はアメリカに行くからといってイッパイアッテナを捨てるのは無責任過ぎます。りえちゃんも、ルドルフを外に出さないようにもっと注意すべき。人間の身勝手さを、猫たちの目線を通して見せつけられる部分がありました。それでも健気に前向きに生きていこうとする猫たちの姿が、現実社会の猫たちの姿と重なります。

登場する飼い主たちを反面教師にして、うちの猫ちゃんたちを大切にしていこうと思います。そういう意味で、猫を飼っている人皆に観てほしい作品です。

 

その3.猫が教えてくれたこと

neko-eiga.com

イスタンブールの猫たちを描いたドキュメンタリー映画。

野良猫や半野良猫、飼い猫など、それぞれの猫の生き様と個性あふれる性格がお世話している人の口から語られます。また、野良猫たちがあちこちでエサをもらい子育てをするなど、自由気ままに生きる様子が微笑ましく描かれています。

イスラム教では猫は神聖な動物。イスタンブールには猫たちのために、街のあちこちに水やエサが用意してあります。毎日10キロの鶏肉を猫たちに与えている女性や、港や町中の猫たちにエサやリして回る男性もいました。彼らは猫たちに癒され、心の拠り所としています。

都市化に伴い、野良猫の居場所がなくなってきていますが、野良猫はイスタンブールの文化の象徴と考える人もいます。飼い猫になることで猫らしさが減ってしまうのでは、と危惧する人も。

 こんなに野良猫ばかりで増えすぎてしまうのでは?エサやリとかも大丈夫??と思い調べてみると、トルコは動物好きの人が多く殺処分をしたくないため、野良猫を見つけると去勢手術をしてまた放すそうです。

完全に野良というよりは、地域で面倒を見ている地域猫に近い様子。それでも映画の中でも子猫がたくさん登場していたので、手術は追いついていないのではと感じました。

都市化していく中でも、猫と人が共存できるよう工夫しながら、猫のいるイスタンブールの風景を引き継いでいってほしいですね。

都市化し国土も狭い日本では猫の室内飼いを推奨していますが、猫と人の共存の形は一つではないと感じました。ただ、飼い猫になることで猫らしさが減ってしまうという考え方はわからなくもないですが、飼い猫になったとき見られる猫らしさもあるように思います。

人は日ごろ猫に癒してもらっているので、地域の特性やその変化に合わせて共存の形を模索し続けることで恩返しをしていかないといけません。

日本が早く殺処分の無い国となれるよう、自分も少しでも貢献したいと改めて思うのでした。