にゃんダフルDAY

猫、旅、食など。日常の中のにゃんダフルを綴りたい(^-^)

忘れられない味

 

 

初めて釜山に母と訪れたときのこと。

 

往復の高速船ビートルと宿だけのフリープラン。

 

マイペースな私は参加者で行列を作って回るツアーが苦手。

 

気ままに自分たちの行きたいところへ行ける手作り旅行を楽しんだ。

 

地下鉄に乗ったり、繁華街を歩いたり。

 

細かいことは忘れたが、その旅行でいまだに忘れられないことが一つある。

 

当時10年以上前でインターネットは今ほど普及しておらず、晩御飯を調べるのも人に聞くのも面倒で、歩き回って疲れた私たちはホテルの近くの駐車場の屋台を見つけた。

 

屋台を覗くと一畳あるかないかのスペースで、おばちゃんが一人でチヂミを焼いていた。

 

おばちゃんのただならぬ雰囲気と思い出したように沸き起こる空腹感に、私と母は多少怪しみながらも、どちらともなく言っていた。「買っていこっか。。」

 

まもなくホテルの部屋に着き、海鮮チヂミとキムチチヂミ、おばちゃんに勧められるままに追加購入したトッポギを2人で食した。

 

「なにこれ、めちゃくちゃ美味しいやん!!」

母と感動を共有しながら、トッポギまですぐに完食した。

 

とにかく美味しかった。モチモチとパリパリの食感、生地の旨味。たれは甘辛く、それまでに出会ったことのない味だった。

 

それ以来、私はチヂミを1番好きな食べ物として挙げるようになった。

 

あれから10数年。チヂミを出してくれるお店を探しては行ってみるのだが、あの時ほどの味には出会えていない。

 

期待していなかったが故のギャップや旅情、高揚感、空腹感などなど。

 

あのおばちゃんのチヂミには、本場の食材以外の色んなスパイスが入っていたんだろうな。。と思う今日この頃であった。